《ストーリー④》思いこみが外れていった療育での言葉|HSS型HSP・HSCママとして感じたこと

いつも読んでいただきありがとうございます。

自分迷子だった私がHSS型HSPのサポーターになった理由』
 前回は第3話として私の海の底まで沈んでいた時期について書きました。

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心と身体がバラバラになって要らない思考に縛られていた日々《ストーリー3》



いよいよ、海底から上っていく出来事が起こり始めます。
今回はその1つめの出来事です

発達障害に向き合ってみる|HSS型HSPなのかHSCなのかADHDなのか

息子が年少の時。
保育園生活があまり馴染めていないようで保育園の先生から「発達障害の施設に相談にいってみたらどうか」、と言われました


「発達障害」

ずっしーんとくる言葉。

なんなんだ、障害って。

当時の私は、なかなかその言葉を受け止められなかったんですよね

「障害ってがおかしいってこと?」
「これってイヤイヤ期じゃないの?」
「普通ってどういうことなの??」

息子はどちらかというと感情の起伏が激しい方で
思っていることと伝えていことが上手くコントロールできていないかんじでした

人が集まっている場所に行くことを極端に嫌がる。
(催されたハロウィンパーティーは会場の中に入りたがらず、そのまま帰ったことも)

家の中では怒ると洋服を脱いでしまったり。
(なぜか裸になっている)
興奮すると、外でも脱ごうとする。

カンシャクっていうのでしょうか。
モノを投げたりあたったりもしてました

「発達障害ってどういう症状なの?」

色んな本を読み
ネットで検索し
夫婦で話合い、市の発達障害センターに相談に行ってみることに

最初はそこまで深刻ではなく様子を見ていこうってことになりました。

それから半年くらいたってから検査を受けてみました(知育テストのようなもの)
そして結果は・・・

できることと、できないことの差が大きい。

同じ年の子よりも突出してできることもあれば、
もっと年下の子ができることが、苦手だったりする。

できるようなら民間の療育施設に通った方がいいと

あ。

凸凹ってこういうことか・・・

その時はやっぱりショックでした
自分を責めたりしました

あらゆる過去を振返ってみて

「お腹にいるとき○○したから??」
「赤ちゃんの時の○○が原因?? 」

答えの分からない自分へのダメ出しは本当に辛いです
だけど、その施設に通っているうちに私の考えが間違っていることに気づいてきました

療育施設に通うまでの道のり|HSCに向き合うために大変だったこと


そこから民間の療育施設に見学に行きました。
どこもすぐには入れない状況で、定員が空き次第ってところが多い。
平日仕事をしながらの見学スケジュールは結構ハードで、今思うとよくやっていたな・・・と感心してしまうくらいでした


運よく空があったところに入ることができ、そこからも書類等の手続き
市役所にも面接にいったりしました。

今まで気づかなかったけど、自治体によって色んな待遇があったりするんですね。

それを知るには、親がきちんと子供の状況と向き合っていかないとだめで。
スルーしてしまうと、それまでで。
なによりも親のパワーがとっても必要だから。


それが正解なのか、そこまで神経質にならなくてもいいのかって決めるのも、それぞれの家族が決めていくこと。
我が家は「発達障害に向き合ってみる」って決めたから
とことん時間をかけていきました。


あぁ、あの時の私もよく頑張ったなぁ。


そして、民間の療育施設に息子が年中の時から通いはじめました。

週2回、平日の1時間程度です

そして、感じたこと。

 療育ってすごくありがたい
ここまで手厚く丁寧に子供と向き合ってもらえ相談ものってもらえる

そこにいる子供達も、はたからみたら「普通の子」
とっても純粋でかわいい子が多いのです

何が普通で、どれが発達障害かって境目はよく分からない

昔はそこまでデリケートに見てはもらえなかったし。
逆に、私もじっくり丁寧に療育を受けたかったな、
と思ってしまうほどその施設にいくとホッとリラックスしていました


心が潤った療育施設の先生の言葉|HSS型HSPの自分を認めていくための許可

 ある時、療育施設の帰り際に

「ありがとうございました」
と私が言うと

先生から

「○○くん、がんばってますね!こちらも元気もらえて楽しんでます。
お母さんも、すごく寄り添っていただいてますね。いつもありがとうございます」

という言葉が。


そして、その方は続けてこう言ったのです。

「親御さんの勇気とパワーがないと、向き合ってあげられないですからね。
お子様の心と身体の土台をつくってあげることを選んでいただきありがとうございます」

と。

その言葉が本当に心にしみて、ただただ笑顔で返すしかできなくて。
なんだろう、この感情。
水滴がじわ~としみ込んでいくかんじで。
家に帰ってきてからも放心状態。

あれ

私、泣いているかも。

ぽろぽろぽろと涙が溢れていました

やるしかない、向き合うしかない、親としてできることをしたい
ただがむしゃらにがんばっていたけど

誰に話せばいいのか、相談していいのか分からなかった私。

それまでの私は

人に頼ることが苦手、弱みを見せるのが嫌、「かわいそう」と思われたくない
話をしたところで、どうしたらいいのか分からない
だから、話せない。

全部自分ひとりでやれるから、大丈夫。

だって私、「できる人」だから。

「できない人」って思われたくない。

だから、

子供が生まれても、家庭と仕事との両立も完璧にやってみせる。

仕事は忙しくても、好きなことをあきらめないでやりとげてみせる。

息子の療育施設への送り迎えは私が仕事の時間をやりくりする。


私がやらなくては。

母としても社会人としても自由人としても
全てをこなさなくては。

って

誰から言われたわけでもなく、自分が自分に圧力をかけていたんです。

そして

私、すごいでしょう?
やりたいこと全部やっているよ!

と、表面だけの自分を見せて承認してもらいたくなる。


でもね、そんなこと誰も望んでいないんだよね。
だから誰からも反応なんてない。

そうすると

「私はこんなに大変な状況の中で がんばっているのに!!」

まだまだ足りない?ともっと詰め込んでいく


・・・苦しいよね。

もう、いいんじゃないのかな。
あなたは十分がんばっているよ

誰からの言葉を待つのではなく
自分で認めてあげないと、いつまでも満たされないってことに気づいたんです。

承認請求・完璧主義を手放していくこと|HSS型HSPに必要なそぎ落とし

そんな時に聞こえてきた声。

あのね、
もっともっと自分に正直になってみようか。

あなたひとりの中には
母、仕事、好きなことをする自分がいる
それをすべて完璧にやろうとするなんて無理にきまっているでしょ。


時間は、命。
その心と身体を解放して、
自分の命を削ってあなたが本当にやりたいことは
何ですか?


そうか。
そうだよね。
私、どれも完璧にしようとしていたんだ。
でも、そもそもこれってやりたいことだっけ??
私がやらなくても、いいこともあるはず

そしたら、もう、
なんだか分からないくらい重荷がとれたかんじで。

乾ききっていた心がじわじわと潤って浸透してみずみずしくなってきて
すごく気持ちが軽やかになり、
まず、自分の身体の不調を認めてゆっくり休むことを許可していきました

そして心にも余裕が生まれ

自然と子供に優しくなれたのです。

母になって気づけたこと、だからこそできること|HSS型HSPの心と身体の土台づくり

これまでは、仕事と子育てをしながら
自分の好きなことをやることに後ろめたさをどこかで感じてました。

やるからにはきちんとカタチにしなければ。


もっともっとスケジュールにつめこまなくては
空いている時間、休むなんてもったいない

「好きなことしたい、って言うから他がおろそかになっている」

そんな風に思われたくない。
もっとしっかりしなきゃと自分を責めてばかりいました

でも、周りの人はそんなこと全く思っていないんですよね。
自分が勝手にそう思われているんじゃないかと思い込んでいただけだったんです。

自分だけでやる、といきがっていた私に

息子が療育施設を通して教えてくれたのです
自分ひとりでは私は気付けなかった。

===

母になると何もできなくなる
自分でなくて子供が主役になっていく

私の時代は、もう終わったのかな

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母親になるって、何かを我慢すること

そんな気持ちが襲ってきていたけど
それは、違ってました

子供ができたことで私は本音にたどりき、自分を認めて自分の場所を見つけていくことができたのです

 ありがとう。

君の親にしてくれて

気づかせてくれて本当にありがとう。

そんなことがあって

心の余裕が少しずつできた私でしたが、
これから仕事でどうしていきたいのか、まだその答えは出ていませんでした。

でも、自分に許可ができたことで新しい人生を考える隙間ができてきたのです

そして

「心と身体の土台」

この言葉がずっと残ってました

次回に続きます☆

 

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大胆さも、繊細さも

強みになっていく

私らしく、自由に世の中を泳いでいこう

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